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分析と爆発のあいだ

2021年6月 ベストソング10曲

 6月に狂ったように聴きまくった曲を集めました。

 

1. 後付 / 小林私

リリースはちょうど今日の0時だったのだが、とにかくヤバすぎて夜中聴き狂った。急遽このリストに加えざるを得なかった。興奮して寝れなかった、そのくらいヤバい。R&Bにバイオレンスと怒りをぶち込むとこうなるんだという、壮大な実験のなかにぶち込まれたような感覚。「超・ダークサイドR&B」に魂が震えてゲロ吐いた。

 

2. 一服 / 東京事変

超危険な合法MUSIC。バジルとパセリを粉にして吸ってるみたいなもんか。正直これがまだ法律で取り締まられていないことに驚きを隠せない。いいんか警察。東京事変が世にはびこってるぞ。こんな気持ちいいもの、ほっといていいはずがなかろう。超好き。マジ好き。2分ちょいしかないから一日30回は軽く聴いてる。

この曲は特にそうなのだが、アルバムを通じて仕掛けが施されまくってる。聴くびっくり箱。具体的な仕掛けについてはこっちに詳しく書きました ↓

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3. NAMELY / UVERworld

超鳥肌曲。サビで毎回腕がニワトリになってしまう。カントリー×TAKUYA∞の高音ハスキーで気持ち良すぎて汗噴き出る。

それで思い出したが、とにかく鳥肌がひどい、というか鳥肌の形が最悪なのをなんとかしたい。感動したりすると、毛穴ごととれるんちゃうかってくらい毛根がモッコモコに盛り上がって全身乳首人間と化す。猥褻物陳列罪に問われる前に何とかして治したい。対策知ってる方はDMください......

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4. 夜空になりたくて / kobore

ここを一つ逃すと しばらく待つ
最寄り駅のホームから 快速が僕を横切る

歌詞超好き。《ここを一つ逃すと しばらく待つ》のシンプルな言葉で「快速が止まらない最寄り駅で一本前の普通電車を乗り逃して待ちぼうけしてる」情景がブワッと全部あふれ出すように描かれるのマジでずるい。高校の頃に出会ってたら、特急も急行も止まらない最寄り駅で永遠に立たされるクソみたいな待ち時間も少しはマシになっただろうか......

 

5. 潮風のアリア / くるり

 妄想シチュエーションシリーズ、くるり編 ↓

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 6. PINK BLOOD / 宇多田ヒカル

 サビ is どこ。メロウな浮遊感に酔っていたらいつの間にか曲が終わっている恐怖曲。One Last Kissとはまた違う危険な愉悦......

 

7. all the same / 坂東祐大 feat. Gretchen Parlato, Bigyuki

『大豆田とわ子と三人の元夫』 劇中歌

グラミー賞ノミネート・シンガーであるGretchen Parlatoと、米津のプロデュースも手掛ける坂東祐大、全米4位のシンセサイザー奏者・BIGYUKIとの激熱コラボ。Gretchenのルーツであるジャジーな雰囲気を壊さずに、坂東のクラシカルな弦楽、そしてBIGYUKIの鍵盤が重なる。ぴったりハマるんだなこれが。前後に揺れるリズムのなかでぴったり調和してるのが気持ち良い。クラシック、宗教音楽、ジャズ、ポップをすべてトップレベルの精密さでで一曲で味わえる贅沢よ。わがままボディになってしまうゥゥゥ......

 

8. hikari / eill

若き日の宇多田ヒカルだ......というのはまだまだ第一線を進み続ける彼女に失礼かもしれないが、和製R&Bの申し子がまた一人現れた。拍をズラしたギターリフとフェイクと沈むようなビートで逝く。

 

9. 解夏 / WurtS

超絶怒涛の韻踏み昇天ソング

 

10. benefits / Vaundy

和製Oasis現る。

一人で何個チャンネルを持ってるんだ。歩くラジオ, 歌うミニコンボ。ミニではねえわ、デカコンボ。使い分けるところは使い分けて、融合させるところはうまく溶け合わせる巧さ。

① 80's Japan City-pop (山下達郎, 竹内まりや, 松任谷由実, 大滝詠一)
② 80's Alternative rock (Nirvana, U2)
渋谷系 (小沢健二, ORIGINAL LOVE)
④ 90's UK rock (Oasis, Radiohead)
⑤ 00's J-pop (サザンオールスターズ, Every Little Thing)

分類できたものだけで、これだけのチャンネルを持っている。

『benefits』はというと②と④のミクスチャーだと思っている。'90sのUKサウンドU2をぶち込んだ感じ。一人で音楽史を縦断するな。かっこよすぎるから。

数年後には一人でジャンルを確立してそう。というのは言い過ぎかもしれないが間違いなく「20's J-rock」のリーダーはVaundyだろうなと直感的にわかる。

 

 

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1. 後付 / 小林私
2. 一服 / 東京事変
3. NAMELY / UVERworld
4. 夜空になりたくて / kobore
5. 潮風のアリア / くるり
6. PINK BLOOD / 宇多田ヒカル
7. all the same / 坂東祐大 feat. Gretchen Parlato
8. hikari / eill
9. 解夏 / WurtS
10. benefits / Vaundy

 

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