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ほとんどちゃんのWorks

「藤井風の音楽が聴けない」なんてほざいてた俺【Fujii Kaze “Free” Live 2021 ライブレポート・後編】

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https://fujiikaze.com/

完全文字起こし&ライブレポート、後編です。前編はこちら

almost.hatenablog.jp

 

配信から今日でちょうど1週間がたったわけですけど、PCの画面焼き切れるくらいめちゃめちゃ見まくりました

〈目次〉

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https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

Cadenza.

"恵みの雨...Blessing rain."

"何の曲かわかるかな?"
"Guess what song it is."

雨空にしっとりと、しかししっかりと響くピアノ。カデンツァを抜けた途端、曲は表情を一変させる。音の圧がすべて押し寄せてくる。YAMAHAが本気出してきた。黒い躯体を震わせ、出せる音を全て出しているかのよう。

7. 死ぬのがいいわ

ちょっとざらついた声がとんでもなく映える曲、冒頭の《hey yeah, hey》の「ハァァアアア....」から絶頂した。正直脳が迷子。感情がどっかいった。静と動、緩と急、あらゆる毒と薬を全身にぶち込まれてセルフブラックパレードしてる。幽体離脱しては戻ってを繰り返す哀しき猛獣になった

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https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

「エーイ、テレレラレー、タレレレレラルノォエオエオー、テレレンナーリラエラリラララン、デレレレレンデレレレレンデレレン......エーィ、テーレレンレェレー、テレレレレレレルルルンエィー、テレレンナーリラダラリラァァン、ナラランナラランナァラベェーイ...」

言葉をもたないメロディーは間奏でも容赦なく俺に斬りつけてくる。斬りつけられたその瞬間から傷が癒される不思議な感覚。このライブを通して俺の中でこの曲は歴代でも五本の指に入るサイコ曲にランクインしました。最高。

 

 

そのまま「帰ろう」をイメージしたテーマが始まる。いつ聴いても、何度聴いても、心の奥に忍び込んでくるようなメロディー。鍵盤から指を下ろす。

"みんな、深呼吸しよか。Let's take a deep breath together."

そう言って立ち上がると、それぞれの方向に向けて、大きく一回ずつ、合計4回、優しい表情で深呼吸をする。

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https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

座ったと同時に前奏が始まる。

8. 帰ろう

ああ すべて忘れて帰ろう
ああ すべて流して帰ろう

あかん。また浄化されてまう。というかもうこのライブ30分聴いてて醜い気持ち全部流されちゃったからもう浄化するべきものが残ってない。

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https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

「万人受け」と「哲学的な歌詞」を一曲にまとめることができる藤井風のコンポーザーとしての凄さ。はあるんだけど、もう解説とか要らないんだよなこの曲は。全日本人に聴いてほしい浄化ソング

"ほんまは晴れじゃったら、「寝そべり配信」ということでここで寝そべろうかと思ってたんですけれども、雨でも寝そべります"
"...come rain or come shine, I do whatever I want."

"Let me take a nap, let's take a nap, together"
"一緒に昼寝しましょ...イテッ"

"Aren't you tired?"
"疲れてませんか?"

"There's so many tiring things in this world, on the internet. We should take a break from them sometimes."
"この世にはなんかすごい疲れることとか、なんか窮屈なこととかいっぱいあると思うけど、なんかもう、みんなちょっと...休んでええんやでっていうことよ、一緒に昼寝しましょ"

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https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

"あの...Yeah, we should take time for just...you know...close your eyes, feel the nature, connect with higher spirit, sometimes."
"やけん、目閉じて、自然感じて、なんかでっかいもんとつながるっていう時間を取ってください。"

"OK, you guys, keep on meditating."
"じゃあ瞑想しようてください。ワシはそろぼち次の曲に向かいます。"

"The show is coming to an end, almost."
"もうそろそろ終わりに近づいて来よるから、このショーも、次の曲行きます!"

(イヤモニの受信機を落とす)
”あっ!えっと...おっけ”

"Yeah, the next, I'd like to do another masterpiece that God gave me, it's called "Seishun Sick". "
"青春病って曲やります。"

9. 青春病

『青春病』がスタジアムに似合いすぎる。雨でしっとりもいいけれど、今度この曲をライブで聴くときは突き抜けるような青空がいいな、と思ってみたりする。

ドローンがスタジアムを映し出す。芝生の真ん中で演奏する藤井風が、小さく見える"masterpiece"という言葉がぴったりな曲。この曲を生んでくれて本当にありがとう......

 

 

 

"次の曲で最後の曲かもしれません。最後の曲かもしれません"
”The next song, COULD be the last song, PROBABLY. I know God only knows.”

と含みを持たせながら、『旅路』へと移ってゆく。

10. 旅路

"みんな、人生ほんまいろいろあるけど、意味もない(ようにも感じる)起こる事すべてには意味があるから、理由があるから。怖がらずに、ビビらずに行きましょうや。俺ら兄弟やし、うちら姉妹やし、みんなこの宇宙っていう大学の生徒やから。"

"I love you."
"Everything happens for reason. So don't be afraid, my friend. We are brothers, we are sisters, we are all universal(university?) students of this universe."

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https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

そういって彼はイントロを弾き始める。

"It's called "Tabiji". "

雨の雫が、髪から流れ落ち、鍵盤の上で跳ねる。
藤井風は森羅万象を司る神なのではないかと思ってしまうほど、美しい。憂鬱な雨すら芸術に組み込んでしまうおおらかさとポテンシャル。

パフォーマンスがピークに達する。指が鍵盤の上で踊り、ピアノもそれに応える。この自然界を代表するような崇高なやり取りを間近で目撃できる幸せよ。

 

 

11. 何なんw

Aの音。鍵盤をたたく。いつも通りの伏線回収。

Yay, clap your hands, clap your hands, clap your hands, everybody!
That's the end, That's the end, That's the end of this party!

"これがほんまに最後の曲やで"
"This is SURELY the last song. No matter what you belive or not. This is dedicated to higherself and all of us. This is Gospel."

"皆の中のヒーローみたいなものに捧げるゴスペルみたいな曲かな、じゃあ知っとったら歌ってください。"
"Sing along with me if you know the words. OK, hey, 1,2,3,go!"

イントロだけでえげついほど盛り上がれる超神曲。正直このイントロ世に出しただけで国宝認定受けていいレベル。コンマ何秒で体中の血液沸騰する。

配信、ライブのたびに(比喩的な意味でも、そのままの意味でも)藤井風と『何なんw』は違った表情を見せてくれる。それが曲の魅力であり、また彼自身が持つ魅力の所以でもある。そんなことを考えていたらあっという間に曲は終盤に。

"Thank you for watching, thank you for coming, thank you for being."
"見てくれて、来てくれて、そして、いてくれて、ありがとうございます。"

"じゃあ、みんな元気で。"
"God bless you. GOD BLESS US."

両手を合わせてお辞儀。彼のルーティーンだ。風が日々何を考え、思っているのかは、究極的には我々には分からない。でも、彼が「愛」を動機として動き、我々にも愛を届けようとしてくれていることだけは確かにわかる。貴重なことだよな。このささくれ立った世の中でこんなにも優しさに満ちた人がいる。

〈総括〉

本当に「優しさ」が存分にあふれたライブだった。「藤井風の音楽が聴けない」なんてほざいてた俺、マジでバカすぎて笑ってしまう。

あの、正直このライブ、もともと見るつもりも聴くつもりもなかったんですよ。前日までは見ようともしなかった。でも、前日にたまたま『青春病』がシャッフル再生で流れてきて、それがすべての答えだった。なんかもう嘘とか強がりとか醜い感情全部ひっくるめて「もうええよ」と許されて抱きしめられてるような気がして、恥ずかしくなった。

と同時にもう一度中毒になった。本能が藤井風の音楽を欲している。溺れてきます。

 

〈Set List〉

0. opening「夏の香り
1. きらり
2. Heal the World
3. 燃えよ
4. もうええわ
5. 優しさ
6. 特にない
7. 死ぬのがいいわ
8. 帰ろう
9. 青春病
10. 旅路
11. 何なんw

https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

www.youtube.com