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分析と爆発のあいだ

"まえがき"から抜け出せない【大泉洋『大泉エッセイ』】

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『大泉エッセイ』/ 大泉洋

 

 

昔から私は本が大好きで、中学に上がって一人で街に出かけられるようになってからは、誰かとの待ち合わせに本屋を使っていました。渋谷で待ち合わせなら丸善&ジュンク堂書店御茶ノ水なら神保町の三省堂書店......と各地の本屋さんにお邪魔しています。そのなかでも渋谷の丸善というのはエレベーターを降りるとすぐ目の前に芸能人のエッセイコーナーがあるんですよ(今は変わっちゃったのかな、どうなんだろう)。そうすると「面白い人が書いた本なら絶対面白いはずだ」というなんとも貧弱な論理でそこに吸い込まれてしまいます。その時に毎回と言っていいほど手に取っていたのがこの『大泉エッセイ』です。

 

まあ前回どこまで読んだかなど覚えているはずもなく、待ち合わせのたびに毎回最初から読み始めるわけで、そうなるとだいたい「まえがき」を読み終えたあたりで相手が到着。次の待ち合わせでも懲りずに腰を据えて最初から読み始め、「まえがき」だけ読了。これを繰り返し私は「まえがき」だけを50回以上読んだであろうか。『大泉エッセイ』の「まえがき」に日本一詳しい男というわけだ。大学入試に『大泉エッセイのまえがき』が出題されたら満点だったのになあ。

 

...というわけでこの本は私が中学一年の頃から知っているわけです。そして何度も手に取り、読み進め(ようと努力だけし)ていたはずなのに、「まえがき」にある洋ちゃん渾身の「センキュー♡」しか記憶にないという「親不孝」ならぬ「洋不孝」っぷりを発揮していたのであります。しかし今回は違います。ちゃんと本屋で購入して、「文庫版あとがき」まで読み切りましたよ。しっかり感想を書いていこうではありませんか。

 

......しまった。もうスペースがない。せっかく「まえがき」以外も読破したというのに......つづきはまた今度にしよう......今回は"大泉洋"風に書いてみました。

 

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一言コメント:今でも、待ち合わせするときはほとんど本屋集合にするなぁ。下北沢、吉祥寺、代官山、恵比寿、渋谷、新宿、神保町、秋葉原......そのおかげで都内ならどの駅で降りても最寄りの本屋が分かるようになりました。余談に余談を重ねますがこの記事をパソコンで書いているとき「本屋」と書こうと「honya」と打ったら「ほにゃ」と出力されました。ほにゃ。