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分析と爆発のあいだ

【2022年版後半戦】関ジャム「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」ランキング4~1位【完全書き起こし】

関ジャム 「2022年 プロ厳選のマイベスト10曲」完全書き起こしです(各選者のコメント付き)。2021年版はこちらからどうぞ。

 

1/29放送回(4~1位)の文字起こしです。
1/22放送回(10~5位)はこちら

 

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目次

 

毎年恒例!業界も大注目の人気企画!
売れっ子プロが選ぶ2022年のマイベスト10曲とは?
お馴染みの蔦谷好位置いしわたり淳治に加え、今回は、番組でもたびたび楽曲が取り上げられる、きのこ帝国の作詞作曲を担当し、現在はシンガーソングライターとして活躍する佐藤千亜妃が初参戦!

それぞれが、2022年発表曲&話題曲の中から、独自の目線でランキングを作成!
ヒット曲の音楽的スゴさや、知られざる名曲に出会える!!
SNSから人気に火が付いた曲から彗星の如く現れたアーティストが続々!!

2022年のランキングには一体どんな曲が登場するのか!?

 

関ジャムマイベスト完全予想はこちら ↓

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1/22放送回(10~5位)はこちら

 

いしわたり淳治

1位 エジソン / 水曜日のカンパネラ

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TikTokでのダンス動画もバズった
中毒性がたまらない曲

「2022年の音楽シーンで一番軽やかに鳴り響いた歌!!」

「昨今、身の回りには音楽以外にも、アニメ、ゲーム、SNSなど......身近なコンテンツはたくさん溢れていて、個人の時間の奪い合いです。音楽は何かをしながらカジュアルに聴く、所謂『ながら聴き』の機会が増えた気がします。その意味で、普段の何でもない時間を、何でもなく彩るような、カジュアルで軽やかな音楽のニーズが高まっているような気がしていて、2022年、一番軽やかに鳴り響いたのはこの歌だったのでは......と思います。」

「『何かをしながら聴ける』というのが音楽の良さでもあって。そうなってくると音楽のニーズって『ながら聴き』っていう言葉があっているのかわからないですけど、そういうカジュアルな聴き方はここから先もっともっと増えてくると思うんですね。ってなってきたときに、果たして人生訓が必ずこの歌にあるべきなのか?とか必ず悲しみを悲しいまま歌い上げるべきなのか?とかっていうのはまたちょっと(音楽への)考え方が違うタームに入っていくのかなと思っていて。」

「(水曜日のカンパネラは)ものすごくそのやり方のバランス感覚・センスが良くて。重くなりすぎないし、軽くもなりすぎない。すごくポップで軽やかに響いて、今の時代の風を一番浴びてる人たちなのかなって僕は思います。」

 

2位 恋だろ / wacci

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令和の新たなラブソング!!
10代から圧倒的な支持を得たドラマ挿入歌

2012年メジャーデビュー。同曲はドラマ『やんごとなき一族』挿入歌であり、第64回日本レコード大賞優秀作品賞受賞のほか、LINE MUSIC 10代トレンドランキング1位(7月度)を獲得するなど、若者から多くの支持を集めたラブソング。

「Aメロで『身の程はわきまえているつもりだ』と前置きをした上で、君に夢中になる自分を『バカみたい』と俯瞰で笑い、それでもサビで『勝手に 今日もただ君が好き』と言い切る格好良さ。『性別や年齢や年収など、何もかも関係ないのが恋だ』と歌うこの歌は、恋に興味がない若者が増えているといわれる昨今の『恋をしない理由』に真っ向から挑む、とても勇敢な歌に聴こえます。」

「今回普通に選んでいったんですけど、J-POPの分量が少ないなって気づいたんですけど、これが"THE・J-POP"じゃないですか。J-POPのラブソングを一番アップデートしてるのはこの歌だなって僕は思って。だってサビに『年収』って言葉が入ったのって初めてじゃないですかね。恋をしない若者が増えてきたみたいな報道をよく聞く。恋をしたくない、しない理由っていろいろあると思うんですけど、それを一個一個つぶしていく感じとか、『論破』って2022年のトレンドだった気がしません?2022年っぽい、一番最先端のラブソングっぽいフォルムだなと思いますね。」

「wacciが、ちょっとback number的な感じもあるじゃないですか、ほんと王道っていう。今の時代にこれをやるのって、むしろ戦ってるな、と。ちょっとパンキッシュにも感じちゃうくらい。ごまかしが効かないっていうか、いい曲でいい歌詞じゃないと絶対ダメなので、それができているのがすごいなと。」(蔦谷好位置

 

3位 ファジーサマー / Lucky Kilimanjaro

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2020年のベスト10で蔦谷も選出
都会的なサウンドが特徴の6人組バンド

Lucky Kilimanjaro:2018年メジャーデビュー。大学の軽音サークルの仲間で結成された6人組バンド。2020年のマイベスト10では蔦屋好位置が同バンドの楽曲(『とろける』)を6位に選出。

「文学的な佇まいの言葉がものすごく心地良い。歌詞を深読みしてみても、ただ音として口ずさんでみても、純粋に格好良い日本語だなと感じます。」

「歌の歌詞は小説に比べると書ける分量が少ないので、『伝えなきゃいけないことをいかに最短ルートで伝えるか』と言葉を道具として使いがちなんですが、ごくまれに歌の中でも純文学のように豊潤な日本語を使える人がいて、そっち側の匂いを感じるというか。なんか憧れますね、僕にはそういう感覚があんまりないので。」

 

4位 PAKU / asmi

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TikTok29億回再生!!
カワイイ振り付けもバズった女性シンガーの一曲

「感情ではなく動作を歌にしたSNS時代の新たなキャッチーの生み出し方」

asmi:大阪在住、22歳のシンガーソングライター。関西アマチュアミュージシャンの登竜門的大会「十代白書」で2020年グランプリを獲得し注目。
meiyo(作詞作曲):シンガーソングライター。2021年にTikTokに投稿した『なにやってもうまくいかない』で注目を浴び、メジャーデビュー。

TikTokでは130万本以上の動画で楽曲が使用され、その総再生数はなんと29億回超えに。

「何をパクっとしたいのかは分からないけれど、私たちの生活の中にも『パクっとしたい』瞬間はあります。歌詞というのは心の奥のまだ言葉になっていない感情を歌にすることが長らく正解とされてきた気がしますが、TikTokのようなSNSが流行して以降、まだ歌になっていない『動作』を歌にすることも新しいキャッチーを生み出す上で1つの要素に。」

 

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佐藤千亜妃

1位 ELEVEN / IVE

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デビューから1年で紅白出場まで果たした
6人組ガールズグループのデビュー曲

「楽曲のギミックに衝撃を受けた」

IVE:2021年に韓国でデビューした6人組ガールズグループ(韓国人5人・日本人1人)。3rdシングルアルバム『After LIKE』が韓国でミリオンヒット!!そして昨年10月には『ELEVEN -Japanese ver.-』をリリースすると、紅白初出場も果たした。

エスニックなテイストも魅力的で、飽きさせない楽曲構成とメロディーに感服。中でも衝撃的だったのが、サビ前2小節の大胆なテンポチェンジ。サビ前にリット(だんだん遅く)していて『その後どうなるんだろう?』と思ったらサビから急にテンポが戻る。サビの起爆力にも繋がっているという意味でただ奇をてらっているのではなく、機能としてもめちゃくちゃ理にかなっているアレンジ。」

「これ『テンポチェンジ』って言わせてもらったんですけど、諸説あるみたいで。『テンポチェンジではなくて曲の拍数が変わっている中でしかも裏を取っている(から遅く聞こえる)』みたいな考察も上がっていて、ギミックをいろいろ考察できる部分があるなということでこの曲を選ばせていただきました。

「姪っ子が中学生なんですけど、『最近音楽とか何聴いてるの?』とか久々に会ったときに訊くと、やっぱりほとんどK-POPで。ティーンネイジャーの子たちは『聴いてて当たり前』になってるみたいで。」

「いやすごいですね。ほかのK-POPのアーティストとかもそうですけど、『これやっていいのか?』みたいなことを平気でやるんですよね。それだけ自由だし、そういう意味でも日本のJ-POPの感じとは違いますね。意外性の出し方というところで。」(蔦谷好位置

 

2位 ミックスナッツ / Official髭男dism

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超人気バンドが書き下ろしたアニメ主題歌

「ボーカリストとして圧巻の歌唱力に震え上がりました」

TVアニメ『SPY FAMILY』第1クールオープニング主題歌として書き下ろされた楽曲。

「遊びのあるリズムと、こんなに速い疾走感の中でも歌い上げながら駆け抜ける藤原さんの圧巻の歌唱力。ヒゲダンのオシャレなイメージとは違い『こんなことも出来ちゃうんだ』と新たなスゴさが見えた曲です。」

「ボーカリゼーションもそうですし、疾走感も気持ちいいんですけど、そこもさることながら、歌詞がすごくよくてですね。『ミックスナッツ』というタイトルなんですけど、曲の詞の中でのメインは『ピーナッツ』について書かれてるんですよね。というのも本来ナッツは木の上になるもので、ピーナッツだけ地中で生まれるものっていう。それを『SPY×FAMILY』というアニメのストーリーのメタファーとして用いて作ってるという発想にも感銘を受けましたね。」

「いやもう(藤原)聡くんは毎回すごすぎますよ、天才中の天才ですよ。『Subtitle』という曲も去年出したけどすごかったですからね。ただ、よっぽどのことがないと僕は選ばない(笑)。」(蔦谷好位置

 

3位 美人 / ちゃんみな

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女性から絶大な支持!!
ルッキズムをテーマにした衝撃作

「2022年に披露した『THE FIRST TAKE』でのパフォーマンスが大きな話題に!!」

リリースは2021年だが大きく話題になったのは2022年ということで選曲。

「この曲はルッキズム(外見至上主義)的な批判を経験したちゃんみなさんだからこそ書ける曲。この悲痛な感じは、誰からも好かれる聴き心地の良い曲ではないリスクを知りながら、さらけ出し、表現として勇気を出して書いたのでは、と思うと胸が熱くなりました。」

注目したパンチライン

"ちゃんみな最近まじかわいい
私は忘れないあの嵐
あの時私はまだセブンティー
あの時言ったよな

You can't be beautiful
You can't be famous
醜いブスが歌ってんじゃないよ
あの時狂った精神に才能が開花
味わった幸も不幸も一般じゃなかった"

「音楽が商業的な側面だけじゃなく、誰かにちゃんと届いて守ってくれる盾になったり、戦える武器になったり......こういう曲も音楽業界は大事にしていきたいよね、と感じた曲です。」

ちゃんみなさんのエッジの効いた曲というのがどんな風に世の中に受け入れられるんだろうなというのを見ていたら、やっぱり2022年になって徐々に浸透していって。それぞれの違いを肯定できる世代が増えてきているんじゃないかなと思っていて、その裏付けとなるような、それを引っ張っていってくれるような。ポジティブなメッセージも実は潜んでいる、強い曲だなと思った。」

 

4位 VENOM / Stray Kids

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韓国が最新ミニアルバムがトリプルミリオン!!
世界が注目する8人組ボーイズグループ

「イントロから惹きつけられるトラックが耳から離れなくなる曲」

Stray Kids:韓国のオーディション番組から誕生した、2018年デビューの8人組ボーイズグループ。TWICEやNiziUを生んだJ.Y.Parkが統括プロデューサー。昨年リリースした2枚のミニアルバム(6th『ODDINARY』, 7th『MAXIDENT』)はアメリカのアルバムチャート「Billboard 200」で1位。さらに最新ミニアルバムは韓国でトリプルミリオン。一躍K-POPを代表する存在に。

 

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蔦谷好位置

1位 紫陽花 / PEOPLE 1

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次世代のロックシーンを担う
人気急上昇中の謎多きバンド

「王道の中に見せる極上のポップセンス
アイディア、センス、テクニック、パッション
全てが高次元のバンド」

PEOPLE 1:2019年12月結成。メンバーの経歴はほとんど明かされていない謎多きバンドだが、2021年ごろから各音楽配信サイトでネクストブレイクアーティストとして注目。Spotifyが注目するネクストブレイクアーティスト「Early Noise 2021」に選出。

「どの曲を選ぶか迷うほど素晴らしい作品だらけのPEOPLE 1の2022年でしたが、その中でも一番多く聴いたこの曲を選びました。少なくとも200回は聴いたと思います。美しいメロディー、限られた音数、歌詞で説明しきらない奥行き、圧巻の歌唱......すべてに感嘆した一曲です。」

「こんなにすごい曲...と衝撃を受けちゃったんですよ。『紫陽花』っていうタイトルなんですけど、花言葉が『浮気・移り気・無常』とか、そういう意味なんですよ。

"わたしは臆病で あなたは紫陽花"(歌詞)

っていうのが本音なんですよ。つまり『私は臆病であなたが浮気していることを知っているけど言い出せない』。でも愛してることも言えない。何も言えない臆病なんですよ。本音を言っているところもはぐらかしている。

"何も起こらない日々を
最上と仮定して
しまい込んだスーベニア
たまに眺めている"...(*)

”空は鉄色 心は月暈ね
温くなった布団の中
冷たいところを
探しているみたい”...(**)

とか、比喩的表現が多い。その部分のコード進行は

「F/A B♭add9 Csus4 Dm7」

っていう3456進行。3456進行っていうのはコードのルートが「3-4-5-6」と続いていく進行で、RADWIMPSの『会心の一撃』、くるりの『ばらの花』とか、ワクワクする曲で結構多いコード進行。(*)の部分はまだ浮気に気づいている主人公の曲だと感じないんですね。歌い方も比較的淡々としている。でも(**)の部分の歌唱がすごい。声が震えてビブラートがかかるんだけど、押し潰されそうなぐらい悲しい声になるんですよ。その瞬間転調するんです(F Major→F minor)。ここで『同主調転調』っていう技術が使われている。サビのコードは「Fm D♭M7 E♭ A♭」。これは王道進行とか小室進行とかって呼ばれたりしますが、すごいドラマチックになるんですよ。そこの歌詞は

"一つしかない心臓を二つ合わせたら"

つまり抱き合ってるんですよ。身体を重ねてるときですね。その後

"目をつぶって 耳をふさいで
そっと祈るよ わたし
あなたは優しい人
どんな幸せもすべてあなたに降り注げ"

は心の中で言ってるだけで、この主人公は一言も声に出していないんです。でもここの『あなたは優しい人』とか、『あなた』のことを言うときだけは結構直接的に言うんですね。

ここまでいって、確信したことがあったんです。じゃあ、なんで浮気に気づいたの?ってこと。今まで一つも描かれてないですよね。それが音を聴いてるとわかるんですよ。転調する直前、サビに行く直前、グロッケンの音が一回だけ入るんです(1:09付近)。

「これグロッケンの音なんだけど、スマホの着信音にも聞こえません?でもこれだけだったらアレンジメントのなかの1個のアイデアかもしれない。でもこれが確信に変わる部分があります。アウトロかけてください(3:30付近~)。ポツポツ雨のような音が聞こえますよね。スマホのタップ音に聴こえませんか??

紫陽花が咲く季節は梅雨の季節、雨が降ってる。紫陽花の葉に雨粒が落ちる音にも聞こえるし、スマホのタップ音にも(聞こえる)。主人公の脳内がバグって、ずっとスマホをずっといじってる映像が流れちゃってるようにも聞こえるし。となると、LINEなのかメッセージを見ちゃったのか......

っていうのを(歌詞で)描いてないのが非常に上品だなと思ったんです。歌詞で全部説明しきるなら朗読でもいい。これは音楽なので。音楽である意味っていうのがめちゃくちゃあるなと思って。もう芸術ですよ、本当にすごいと思う。」

 

2位 灯台 / Bialystocks

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2022年メジャーデビューの新星
異色の経歴を持つ2人組バンド

「映画監督とジャズピアニストによる独創的な音楽」

Bialystocks:映画監督の甫木元 空(ほきもと そら)とジャズピアニストの菊池 剛による2人組バンド。甫木元が監督・脚本・音楽を務めた映画『はるねこ』での生演奏上映をきっかけに2019年に結成。2022年にメジャーデビュー。

「映画監督でもあるVo.甫木元の抽象的で映像的な歌詞と、ジャズのバックボーンがある菊地の見事な作曲編曲能力が結実した傑作です。灯台の光、あるいは寄せては返す波のように永劫に続いていくかの如くメロディが高揚していくラストは圧巻です。」

「このバンド凄いですよ。二人とも作曲するんですけど、この曲はKey. 菊地さんが作っている。彼はジャズピアニストなのですごくジャズ的な要素が入っていて転調もすごく多いんですよ。この曲は、「旅立つ者と残された者」を「灯台の光が水平線を照らして自分のところにまた戻ってきて」みたいなことを歌詞にしていると思うんですけど、最後のサビの高揚感っていうのは未来永劫続いていくかのような魂の永劫回帰だったり輪廻転生だったり、その感じがメロディーで出ていて。

(最高音が)Bまで行ってるんですよ。始まりの音がAだから、2オクターブと半音2つ。1個のサビの中でこれだけ移動してるんですよ。」

「この曲『長7度転調』っていうのが使われているんですよ。『長7度転調』というのはCから7つ目の音(B)に転調すること。でもこれは逆に言うと半音下に転調したとも考えられますよね。それは結構(J-POPでも使用例が)あるんですよ。YOASOBIの『夜に駆ける』とか。それは『次のサビで高揚するために敢えていったん着地して落ち着かせようぜ』っていう転調なんですね。これもすごく高度な作曲テクニックだけど、J-POPの中でも比較的よく使われるんですよ。でもこの曲は半音下じゃなくて文字通り『7つ上』にいく。こんな転調聴いたことないです。魂が空に還っていくような感じもするし、非常に映像的ですばらしいなと。」

 

3位 PAKU / asmi

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若者たちがこぞって踊った
2022年のトレンド曲

「最も旬なシンガー・作曲家・編曲家によるバズが約束された強コラボ曲」

「2022年最も中毒性の高い曲だったと思います。作曲のmeiyoの2021年作品『なにやってもうまくいかない』での成功の延長にある曲調ですが、循環コード(反復するコード進行)の中、メロディーだけ転調したような瞬間を作るなど、違和感と心地よさの絶妙なラインを往来する作曲技術が非常に高いです。」

「asmiは自作自演するシンガーソングライターでありながら、各方面からの客演で引っ張りだこであるのも納得の完璧な歌唱を聴かせます。」

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「asmiさんって本当にすばらしいボーカリストだなと思いますね。さっき『THE FIRST TAKE』の映像も出ましたけど、メチャクチャ上手いですね。何度か生歌も聴いたことあるし、ライブも観に行ってたんですよ。初めてアリーナで歌うとは思えないくらい堂々としてたし、スゴイ人が現れたと思いました。」

 

4位 Habit / SEKAI NO OWARI

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あのビッグアーティストによる
SNS大ヒットバズソング

中毒性のあるダンスがSNSで大バズり!TikTokerやYouTuberがこぞって「踊ってみた動画」を投稿し、TikTokでの再生数は15億回超え。このMVはMTVの年間最優秀ビデオ賞を受賞。

「一聴して耳に残るギターリフ、歌詞、メロディーとその歌唱、そしてMV。これらは音ネタ的要素が強いSNSでのバズを視野に入れたかは不明ですが、その時代を切り取り、さらに自分たちの視点で新たな提示ができるのがセカオワというスーパープロデューサー集団です。」

 

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2023年の音楽シーンはどうなる?

蔦谷好位置「2020年以降、コロナもあって、もっと多様化していくと思ったら、日本のガラパゴス化が進んでるなと思っていて。でもそれは悪いことではないと思ってて。例えばSEKAI NO OWARIの『Habit』は全世界で再生されているんですよ。でもあんな音楽世界中にないから。だからJ-POPっていうものに誇りを持った方がいいと思う。だからwacciはあのままでいいし、あれがきっと海外でもウケると思う。韓国の音楽が韓国語のままアメリカでヒットするように、日本の曲が日本のスタイルのまま海外でヒットする時代もそう遠くはないと思います。」

 

まとめ

いしわたり淳治

1位 エジソン / 水曜日のカンパネラ
2位 恋だろ / wacci
3位 ファジーサマー / Lucky Kilimanjaro
4位 PAKU / asmi
5位 考え中 / YONA YONA WEEKENDERS
6位 辛 / 今市隆二
7位 Have a nice day / imase
8位 ショック! / サカナクション
9位 i.d.m / idom
10位 Overdose / なとり

佐藤千亜妃

1位 ELEVEN / IVE
2位 ミックスナッツ / Official髭男dism
3位 美人 / ちゃんみな(リリース:2021年)
4位 VENOM / Stray Kids
5位 エジソン / 水曜日のカンパネラ
6位 WA DA DA / Kep1er
7位 お茶 / UA(Composer:永積崇(ハナレグミ))
8位 POP! / NAYEON
9位 太陽 / a子
10位 BYE BYE / chilldspot

蔦谷好位置

1位 紫陽花 / PEOPLE 1
2位 灯台 / Bialystocks
3位 PAKU / asmi
4位 Habit / SEKAI NO OWARI
5位 青二才(アルバム)/ 和ぬか
6位 KICK BACK / 米津玄師
7位 MERA MERA / Mori Calliope
8位 Tokyo feat.鈴木真海子, Skaai / yowano
9位 エジソン / 水曜日のカンパネラ
10位 Escape (feat.mimiko) / 和久井沙良

 

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